安全と相談 · 約3分
友人から『恋人が怖い』と打ち明けられたら。結論を急がせず支える聞き方
別れを迫ったり相手を問い詰めたりする前に、話を否定せず、安全と相談先を一緒に確認するための言葉をまとめます。
別れを迫ったり相手を問い詰めたりする前に、話を否定せず、安全と相談先を一緒に確認するための言葉をまとめます。
最初は、評価より『話してくれてありがとう』
最初は「話してくれてありがとう。あなたは悪くないよ」と伝えます。詳しい事情を聞く前に、「今、この端末で話していて大丈夫?」「話を聞いてほしい? 相談先を一緒に探してほしい?」と確認してください。話したくない部分の説明や証拠を求めず、本人が望む支え方を一つ選びます。
別れるかどうかを、その場で決めさせない
内閣府は、相談された側が自分の考えや気持ちを押し付けず、本人に寄り添って話を聞くことを案内しています。また、『あなたは悪くない』『すぐに相談できなくても自分を責めないで』と伝えるよう示しています。支える人が結論を代わりに決めるのではなく、本人が次の行動を選べる状態を守ることが大切です。
これは架空の会話例です。友人が『別れたいけど、後が怖い』と言ったら、『すぐ決めなくていいよ。いま一番心配なのは、連絡、家、会うことのどれかな』と聞きます。『私が相手に言ってあげる』と勝手に連絡せず、本人が望む支え方を確認します。ただし、目の前で差し迫った危険がある場合は、話し合いを続けることより安全な場所と緊急の助けを優先します。
安全に関わる情報は、本人と一緒に整理する
『今日帰る場所は安全か』『相手に位置情報や端末を見られる可能性はあるか』『急ぐときに連絡できる人はいるか』を、一度に詰問せず一つずつ確認します。証拠を集めるよう迫ったり、自分の端末から相手へ警告したりすると、状況を危険にする可能性があります。何を残すか、誰へ連絡するかは、専門窓口の助言も得ながら本人と決めます。支える側だけで抱え込む必要もありません。
友人から『誰にも言わないで』と頼まれた場合も、守れる範囲を正直に伝えます。たとえば『あなたの許可なく周りに広めない。ただ、命の危険が迫っていると感じたら、安全のために助けを呼ぶことを一緒に考えたい』と話します。秘密を完全に背負う約束や、支える側が24時間対応する約束はせず、続けられる連絡方法を決めます。
窓口は命令ではなく、選べるカードとして渡す
内閣府の案内では、全国共通のDV相談ナビは#8008から最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります。受付は各機関の時間内で、一部の回線や状況ではつながらない場合があります。つながらないときは、内閣府の公式案内にある一覧で近くのセンターの電話番号を確認し、直接連絡する方法があります。DV相談+では24時間の電話相談のほか、チャット相談等も受け付けています。利用時は公式ページで現在の受付方法を確認してください。
「今すぐ電話して」と迫る代わりに、「相談窓口を一緒に見てみる?」「安全に連絡できる方法を一緒に考える?」と選択肢を渡します。断られても、次に話せる余地を残します。相手に端末を見られる心配がある場合は、番号の保存やブックマークを勧める前に、その操作が安全かを確認してください。支える側も、公式窓口の案内を確認し、自分だけで対応を抱え込まないようにします。
参照資料と確認範囲
『共同参画』2025年11月号:DVや性暴力に気づいたら、相談されたらDV相談について資料確認日:2026-10-08。本文で紹介した事実の参照先です。会話例や整理表の効果を実証するものではありません。受付方法やサービスの案内は各公式ページでも確認してください。
コメントを読み込んでいます。